Designing the Future, Together.
― 未来を共にデザインする。
KMDは、現実社会の課題に真正面から取り組みながら、未来のあり方を問い、新たなつながりを創る“メディアデザイン”を実践しています。
KMDにとって企業・自治体・研究機関・市民団体は、単なる受託・提供関係を超えた、共に問い、共に構想し、共に実践するパートナーです。KMDのラボとパートナーが共創し、デザイン・テクノロジー・マネジメント・ポリシーの多様な教員のバックグラウンドのもとアイデアをプロトタイプに、プロトタイプを社会実装に、さらにその成果を社会変化へとつなげます。
共創の枠組みには、業界を跨ぎコンソーシアムを組織する Research Center(研究センター)、特定のトピックに対してKMDの複数のラボが共同で取り組む Joint Lab(共創ラボ)、パートナーと単独の研究室が共同で取り組む共同研究/委託研究の3つがあります。
Research Centers(研究センター)
望ましい未来社会の実現を阻む公益性の高い課題に対し、産学官民の多様なステークホルダーが参画して取り組む共創型の研究組織です。特定企業や組織の利益を超え、社会全体に資するイノベーションを追求し、技術・デザインの創出から制度・文化への実装まで一貫した研究を行います。”未来を創る共創エンジン”として、産学官民が同じテーブルにつき、技術・デザイン・政策・文化を横断して未来社会のあり方を再構築します。
フュージョンインダストリー研究センター

フュージョンインダストリー研究センター(FIRC)は、核融合エネルギーの社会実装の加速による未来社会共創を目的とする学術組織です。政策提言・国際動向調査を担うシンクタンク機能、産業・自治体・市民を結ぶ共創プラットフォーム、実証現場支援の3領域での研究活動を通じ、持続可能で包摂的なフュージョンインダストリーの構築に貢献します。
量子未来社会デザイン研究センター

量子技術(計算・通信・センシング)は、AIやインターネットに続く基盤技術として、技術革新と社会構造の両面を変革する潜在力を持ちます。その進展と普及は、安全な情報共有や高度な意思決定を日常化し、人々の生活や価値観を変え、社会制度や経済構造を再構築する契機となります。本センターは、量子技術の社会的影響を「未来社会デザイン」として探究し、ポストAI・ポストデジタル時代の社会変革を先導する世界的拠点です。
国際バーチャルリアリティ研究センター(2010〜2014)

国際バーチャルリアリティ研究センターは、VRを21世紀の社会の主要な基盤技術と位置づけ、産学の連携によりその社会実装を推進する国際的なハブとなることを目的として、日本におけるVRの創始者である舘暲(KMD特任教授・当時)をセンター長として、2010年度から2014年度まで設置されていました。
Joint Labs(共創ラボ)
複雑に層をなす社会的課題に対し、KMD教員の多彩なラボ群と企業が手を取り合って未来へのビジョンを描き、共同で研究開発に取り組む産学連携の枠組みです。デザイン、テクノロジー、マネジメント、ポリシーなど現代の課題解決に不可欠な知を集結することで、新しいプロダクトやサービスの実現を支援します。

Feel Tech
NTT docomoとKMDによる、次世代通信技術を活用した未来のコミュニケーションを開拓するジョイントラボです。視聴覚だけでなく触覚をはじめとした身体感覚を、各ユーザーの感覚特性に応じて伝達するプラットフォーム”FEEL TECH”を開発します。技術開発だけでなく、社会実装のためのポリシー制定など、新たな技術が社会に受け入れられるための基盤づくりまで包括的に取り組みます。

Synesthesia Lab
シナスタジアラボは、共感覚や感覚複合体験の実験、研究、アーキテクチャーを追求するために設立されたアライアンス型ラボ。
企業、研究者、サイエンティスト、アーティストをはじめ、さまざまなパートナーの方々と研究プロジェクトを行っています。
Joint Research(共同研究/委託研究)
社会を変える力を持つ産学連携は、KMDの根幹です。
KMDでは、教員一人ひとりが専門領域と社会課題を接続する活動を軸に、企業・自治体・団体との共同研究・受託研究を推進しています。KMDの創造性と産業界の実装力を交差させ、プロトタイプ開発・社会実験・サービス設計などを通じて未来の技術や産業、そして新しい社会価値を創出します。
Partner Stories(コラボレーション事例)

みんなの脳世界
未来を開く鍵、ニューロダイバ−シティ
伊藤穰一× KMD「みんなの脳世界」展

養父モデル
先端デジタル技術で挑む格差解消と地域活性化
養父市× KMD「養父モデル」

インタラクティブ・ミュージアム
文化財を体感する新たな鑑賞体験
凸版印刷×KMD「インタラクティブ・ミュージアム」