2026年3月31日に任期満了となる稲蔭正彦教授の後任 研究科委員長に、南澤孝太教授が就任します。そしてKMD研究所長に石戸奈々子教授が就任します。
【稲蔭正彦教授のコメント】
KMDコミュニティおよびこれまでご支援いただいたすべての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。本研究科は、意欲的な構想のもとに設立され、社会的インパクトの創出を目指す、独自のグローバルな研究・教育プラットフォームへと発展してまいりました。約18年にわたるこの歩みは、人・分野・場所をつなぎながら、創造性の集積として結実したものです。
このたび退任にあたり、その創造のバトンを南澤孝太教授へ引き継ぐことを大変光栄に思います。深い信頼と敬意を寄せており、KMD 2.0が新たな視点をもって、メディアデザイン分野における創造性の世界的拠点として、さらなる発展を遂げることを確信しています。
【南澤孝太教授のコメント】
18年前、稲蔭教授をはじめとするKMD創設メンバーが構想した理想の大学院 ― 多様な国籍・文化・年齢・性別をもつ人々が集い、専門性や立場の壁を越えて協働し、実社会の多様なステークホルダーと連携しながら未来を実装していく場 ― は、いまや私たちの日常となりました。
その卓越した先見性と、長年にわたり理想の実現に尽力されてきた歩みに、心より敬意を表します。
いま、世界は大きく揺れ動いています。人を取り巻く環境・技術・社会が急速に変化する不確実性の時代において、私たちが自ら望む未来を切り拓くためには、自らを絶えずアップデートし続け、社会の最前線で実践し続けることがこれまで以上に求められています。
KMDは変わります — 世代交代を契機として新たなメンバーによる新たな分野が次々と立ち上がり、教育・研究のさらなる進化が始まります。より国際的な環境を実現するため、すべての授業を英語で実施し、世界中から多様な学生を受け入れます。日本にいる人にとっては「世界の最前線に最も近い場」として、そして世界から来る人にとっては「日本の最先端へと飛び込む出島」として、KMDは自らをアップデートし続けます。
同時に、KMDは変わりません — 多様性、柔軟性、好奇心、想像力、そして社会との共創。これらの理念のもと、学生・研究者・多様な実践者が創造性を自由に発揮し、未来を想い描く人々の媒介となり、未来をともに創り出す場であり続けます。
これからのKMDにも、引き続きご支援とご期待を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
【石戸奈々子教授のコメント】
このたびKMD研究所長に就任いたしました。これまでの教育の強みを基盤に、KMDを「世界最先端の知の創造拠点」へと進化させてまいります。
分野を越えた知の統合により、社会や産業の変革につながる骨太の研究テーマを推進し、研究と実装を往還させていきます。
また、多様な企業・大学・研究機関との越境的な連携を通じて、知の共創と社会実装を加速します。
日本の持つ国際的な接続力のもと、テクノロジーと文化・デザインを横断し、世界に新たな価値を提示していきます。
未来の社会を構想し、実装する場として、KMD研究所の新たな挑戦を進めてまいります。
