3つのポリシー

教育目標

メディアデザイン研究科(KMD)は,専門分野や文化の枠を超えてグローバルに協働することでイノベーションを起こし社会に向けて価値を創出する能力を持つ創造力豊かなリーダーやイノベータの育成を目的とします。そのために,KMDは英語と日本語を公用語とし,カリキュラムは外部と連携する実践的なプロジェクトを中心に構成しています。プロジェクトを通して,デジタルメディアを中核とした先端技術の研究開発,複数拠点および多様な文化を連携するプロジェクトマネジメント,コンテンツ, 製品およびサービスデザイン,ビジネスモデルや政策提言など幅広い実務スキルと理論を獲得することを目指します。

修士課程

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)


専門分野や文化の枠を超えてグローバルに協働することでイノベーションを起こし社会に向けて価値を創出する能力を持つ創造力豊かなリーダーの育成を目標としています。国際人としての気品と智徳を備える次の時代のリーダーとして、持続可能な未来社会をデザインする能力(フューチャーズ・リテラシー)、現在の社会構造、価値観、常識にとらわれない価値を創造する能力(イノベーション・リテラシー)、デジタルトランスフォメーションを先導するための能力(メディア・リテラシー)を獲得し、加えて、教育課程において定める所定の要件を満たした学生に対し、修士(メディアデザイン学)の学位を授与します。


<資質・能力目標>
具体的には、以下の5つの能力を獲得することを目指します:
資質・能力目標(1):持続可能な未来社会をデザインする能力(フューチャーズ・リテラシー)
資質・能力目標(2):現在の社会構造、価値観、常識にとらわれない価値を創造する能力(イノベーション・リテラシー)
資質・能力目標(3):デジタルトランスフォメーションを先導するための能力(メディア・リテラシー)
資質・能力目標(4):社会に向けて価値を創出する能力(ソーシャルインパクト)
資質・能力目標(5):多様な文化や専門性を有する人と共創する能力(ラディカルコラボレーション)を有する

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)


教育課程の編成
メディアデザイン研究科(修士)は、「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、共通基盤科目、理論・戦略科目、プロジェクト科目、特別研究科目から構成される教育課程を体系的に編成しています。

教育課程の実施
この教育課程の編成のもと、講義、チームワークショップなどのアクティブラーニング、スキル向上のための実習や演習、実践的なプロジェクト、および研究などの教育法を組み合わせて教育を実施します。

学修成果の評価方法
本修士課程の教育課程により修得すべき資質・能力目標に対する学修成果の評価は、全塾としてのアセスメントプランの考え方のもと、各科目において定める成績評価基準等に基づいた直接的な指標により行われます。また、修士論文に関しては、主指導教員、副指導教員、副査からなる審査に加え、研究科に所属する様々な専門分野の教員が合同で修士論文とその発表の多面的に評価を行います。

資質・能力目標と教育内容との関係
資質・能力目標(1):持続可能な未来社会をデザインする能力(フューチャーズ・リテラシー)を獲得するために、共通基盤科目および理論・戦略科目において、未来社会を構想するためのドリームドリブンデザインメソッドを導入しています。

資質・能力目標(2):現在の社会構造、価値観、常識にとらわれない価値を創造する能力(イノベーション・リテラシー)を獲得するために、共通基盤科目およびプロジェクト科目において、発想から社会実装をパイプラインとして捉え、一連のフローをカリキュラムに導入しています。

資質・能力目標(3):デジタルトランスフォメーションを先導するための能力(メディア・リテラシー)を獲得するために、共通基盤科目およびプロジェクト科目において、発想から社会実装をパイプラインとして捉え、一連のフローをカリキュラムに導入。理論・戦略科目において、先端デジタル技術に関する科目を設置しています。

資質・能力目標(4):社会に向けて価値を創出する能力(ソーシャルインパクト)を獲得するために、共通基盤科目、理論・戦略科目、プロジェクト科目、特別研究科目において、社会実装を想定した研究成果を評価の項目に含めています。

資質・能力目標(5):多様な文化や専門性を有する人と共創する能力(ラディカルコラボレーション)を獲得するために、共通基盤科目、プロジェクト科目を中心として、在籍する多様な文化や専門性を有する学生で構成されるチームによる活動を実施します。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)


求める学生像は、以下のような能力を持つものです。
(1) 望ましい未来社会の姿を構想できるスキル(未来思考)
(2) 斬新で独創できる発想を行える想像力と構想力
(3) 複雑な状況や地域性に対応できる柔軟な思考力
(4) 論理思考
(5) 未知の分野への挑戦と好奇心
(6) 多様性への理解と協調性
(7) コミュニケーション力と表現力

選抜の基本方針
このような入学者を幅広く受け入れるため、書類(研究計画など)による一次選考、オンライン面接による二次選考で構成される選抜を実施します。

博士課程

<資質・能力目標>
博士課程では、修士課程で求めるフューチャーズ・リテラシー、イノベーション・リテラシー、メディア・リテラシーの能力に加えて以下の資質・能力を求めます。
資質・能力目標(1):多様性のある社会に向けて価値を創出し、先導する能力(ソーシャルリーダーシップ)
資質・能力目標(2):独立した研究者として社会を先導する研究を遂行できる能力
資質・能力目標(3):専門領域を深く理解し先端性を学術的かつ社会的に発信する能力

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)


教育課程の編成
メディアデザイン研究科(博士)は、「学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」に掲げる資質・能力を養成するために、「先端研究」科目から構成される教育課程を体系的に編成しています。
学修成果の評価は、各科目において定める成績評価基準に基づいて行う。

教育課程の実施
この教育課程の編成のもと、異なる専門性を有する複数教員による研究指導体制で、以下のステップで構成される研究教育を実施します。
1 主指導教員と副指導教員で構成される研究指導コミッティによる研究計画の立案と遂行
2 研究指導コミッティ及び多面的な専門性を有する複数の教員に対して研究の状況を中間発表し、進捗確認実施
3 中間発表で得られた意見を反映させ研究を推進
4 学位論文としての最終ゴールを定義する研究プロポーザルを提出し、研究指導コミッティによる予備口頭試問を実施。ここで合格することで、博士候補となる
5 博士候補は、研究プロポーザルに記載した内容と研究指導コミッティからの学位条件を考慮して研究を継続し、学位論文のドラフトを指導コミッティに提出
6 学位論文のドラフトの審査に合格した場合、外部審査員を含む論文審査委員会を設置
7 論文審査委員会の審査、指導に従って、学位論文を完成させる
8 完成した学位論文を審査委員会が確認した後に、公聴会を実施し、合否判定

学修成果の評価方法
研究の進捗に合わせて、博士学位プロセスの各ステップにおいて成果を確認し、評価を行いながら学位取得までのプロセスを進めます。

資質・能力目標と教育内容との関係
修士課程で求めるフューチャーズ・リテラシー、イノベーション・リテラシー、メディア・リテラシーの能力を獲得するため、当研究科の修士課程を博士前期課程と位置付け、研究を開始するにあたり基礎的な能力が不足する場合、修士課程の理論・戦略科目、プロジェクト科目、特別研究科目を履修または聴講するように指導します。
資質・能力目標(1):多様性のある社会に向けて価値を創出し、先導する能力(ソーシャルリーダーシップ)を獲得するため、上記ステップ1の一部として研究を遂行するためのフィールドを整えることを通してリーダーシップを涵養します。
資質・能力目標(2):独立した研究者として社会を先導する研究を遂行できる能力を獲得するために、上記ステップ2以降、先行研究調査、独自の価値提案、試作など一次データの取得など、独立した研究者としての能力を涵養します。
資質・能力目標(3):専門領域を深く理解し先端性を学術的かつ社会的に発信する能力を獲得するため、上記10のステップを完了することで、専門領域を深く理解し先端性を学術的に発信するとともに、その成果のソーシャルインパクトについて発信することで、幅広い発信能力を得ることになります。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)


求める学生像は、以下のような能力を持つものです。
(1)研究領域に関する基礎的な学力および専門知識を有する者
(2)未来志向、想像力、構想力を有する者
(3)多様性のある社会に向けて価値を創出する意欲を有する者
(4)未知の分野への挑戦に対して、情熱とビジョンを有する者

選抜の基本方針
このような入学者を幅広く受け入れるため、書類(研究計画など)による一次選考、オンライン面接による二次選考で構成される選抜を実施します。