研究や起業を通して、アイデアを社会に実装する

奥出えりか

日本

CAREER  2011年4月入学、2013年3月修士課程修了

KMD入学前は、慶應義塾大学環境情報学部でインタラクションデザインを専攻していました。卒業制作では雨粒の落下位置を水面でセンシングして波紋の映像を投影するインスタレーションをつくりました。その経験を踏まえ、より広い視点で日常に潜む問題に取り組み、アイデアを実社会に送り出す力を付けたいと思ったことがKMD進学の動機です。KMDでのテーマはデジタル時代における子育て写真の撮影・閲覧経験の創出でした。深いエスノグラ
フィーをもとに対象に寄り添ったコンセプトを設計する力を身に付けられたと思います。
卒業後は美大出身の友人とデザイン会社を起業してTetra Styleというキャラクターブランドを立ち上げたり、乙女電芸部という活動でワークショップを行ったりしています。最近始めたプロジェクトには、「しっぽコール」という女性向けスマート防犯ブザーがあります。安心・安全をデジタル技術で確保する今までにない魅力的な商品として世に出すべく、デザイン思考のプロセスを回しながら開発に取り組んでいます。

(本記事は2018年3月に作成されたものです。)