自己改革の場

フェリペ・ポンテス

ブラジル

CAREER  2014年9月入学、2016年9月修士課程修了

3つの目標を定め、KMDに入学しましたー転職、異文化の体験、そして国際環境における仕事の仕方を学ぶことです。幸運にもすべての目標を達成することができました。ブラジルではジャーナリズム学を専攻した後6年間雑誌記者をしていましたが、時間の経過とともにモチベーションを保つためには転職が必要だと感じるようになりました。内心ではサービスデザイナーになりたいと思っていたのです。
もちろん簡単なことではありませんでした。サービスデザインは新興分野であるため、直接的もしくは間接的に学べる学校を探すのに苦労しました。しかしながら偶然にもKMDのことを知り、夢をかなえる手助けとなることを確信しました。KMDには日本政府の奨学金を得て2014年から2016年まで在籍しました。在籍中の2年間で、サービスデザインに関する論文を発表し、この分野において信頼できる専門家となること、そして日本でのビジネスの仕方について学びました。
卒業後は東京に拠点を置くコンサルティング会社、株式会社ニューロマジックに入社し、共同でサービスデザイングループを立上げました。設立して間もない部門ですが、すでに大手日本企業数社と取引をしています。デザイン思考の手法を使った短・中・長期のコンサルに特化し、クライアントがより良い製品・サービスを生み出す手助けをしています。この他にも企業や大学に対し、サービスデザイン分野についてのレクチャーを頻繁に行っています。習得した知識を実践に移すことは楽しいものです。KMDの熱い教授陣と素晴らしい環境に感謝しています。
(本記事は2019年3月に作成されたものです。)