次代のイノベーションを目指す産学連携の実践

竹居直哉

日本

CAREER  2011年4月入学、2017年3月後期博士課程修了

「成熟した企業が次なるイノベーションを起こすにはどうすればいいのか」という問題意識を持ってKMDに入学しました。メーカーで開発業務に携わっていたことからそのような疑問を抱くようになり、デザイン思考という手法に興味を持ったのです。入学後は中西金属工業という安定した技術力を持つ企業が次なるイノベーションを生み出すためのプロジェクトに立ち上げから携わりました。4年間かかりましたが、2018年にはagbee(アグビー)という都市近郊農家の役に立つ相棒ロボットを介したサービスを事業化するというところまで来ました。事業化においては、まず何をするのか、つまり0から1をつくるという問題と、1を10、さらには100にするという全く違う問題に直面します。こういった問題にリアルに取り組めるのはKMDだからこそであり、先生方のサポートがあるからです。
現在はこの経験も活かしながら、さまざまな企業でのイノベーション創出のサポートをしています。KMDに来るきっかけとなった問題意識に実践で取り組む充実した日々を送っています。

(本記事は2018年3月に作成されたものです。)