繋がり広がる起点としてのKMD

木下 紫乃

日本

CAREER  2013年4月入学、2015年3月修士課程修了

91年に慶應義塾大学文学部を卒業し、45歳になってKMDに入学するまでの10年間は大企業向け企業研修の設計に携わっていました。仕事を通して日本の大企業における縦割り組織の閉塞感や、いまだ残る年功序列的な組織風土などを見るにつけ、企業において個人がもっと活かされる必要があるのでは、という問題意識を強く持つようになりました。
そのようなとき、KMDに出会い、アカデミアの世界において、その専門領域のなかに閉じず、むしろ外と繋がることで新たな問題解決の方法を見出すことを探求する研究科としての姿勢に強く引かれました。
卒業後は、さまざまな人々のスキルや能力、持ち味を引き出しつなげて課題を解決していくというKMDでの学びをもとに「ヒキダシ」を起業し、企業研修や、あるいはスナックという業態を通してさまざまな人をつなぐハブをつくる活動をしております。世代やジェンダーを超えてさまざまな能力が繋がることの重要性はKMDで学んだ大きなことのひとつです。
(本記事は2023年3月に作成されたものです。)