
リン・ウェイリアン
シンガポール
CAREER 2009年9月入学、2011年9月修士課程修了
インダストリアルデザインが専門で、数年間デザインコンサルタント会社に勤務しつつ、革新的なプロトタイプをつくりたいという目標を持っていました。単なるスケッチやアイデアを起こすだけでは物足りなかったのです。人々の生活に影響を与えるようなプロジェクトとともに、起業したいと思っているうちにKMDを見つけ入学しました。
KMDでは、稲見昌彦教授の下で「リアリティメディア」プロジェクトに参加。「ファントムランナー」というプロジェクトに取り組みました。これは、自分が走った記録を計測しておき、次に走るときに「ファントム(過去の自分)」と並走させ、記録が伸びたかどうかを確認するというもの。それ以外にも、センサーや人間とコンピューターの相互作用に関する研究に取り組みました。
現在はT.Wareという企業でデザインリサーチと開発を行っており、自閉症やその他の感覚処理に困難を抱えている子供のために「T.Jacket」という製品を開発しました。現在はさらに新たな市場を求めて、触覚に関わるウエアラブル製品を開発中です。
(本記事は2013年3月に作成されたものです。)