リアルプロジェクト

PLAY: Entertainment Media Design

Colors Everyday Scenes Filled with Playfulness
エンターテインメントは古来より人々の興味を喚起し、モチベーションを向上させ、人と人をつなぎ、感動を生み出してきました。プロジェクトではこれをソーシャルメディアと組み合わせることで、あらゆるものがつながった未来の、人と人、人と環境の関係をもっと豊かにする新たな芸術、娯楽、コミュニケーション、社会的価値を生みだすことを目的としています。モビリティ、オンラインとオフラインの融合、ハイブリッド空間などの先端概念と大学のネットワークを生かした先端技術を取り入れながら、企業との連携により具体的なサービスやアプリケーションとして実現し、実社会において検証する実践的な手法で研究を進めています。

ミッション

- 誰も体験したことのない魅力的なエンターテインメント体験を生み出す
- 楽しさや感動によって人々をつなぎ、社会をよりよくする
- エンターテインメントを軸に未来の産業・文化を創造する

取り組み

  1. 1. bouquet by the Social Flower Project(終了)
    bouquetはソーシャルネットワークを活用し、友人同士で集まって花束を贈ることが出来るウェブサービスです。オンラインのソーシャルグラフとオフラインの花屋をつなぐことで感動を届けます。

  2. 2. Otomemo by the Ridenews Project(終了)
    Otomemoは感度の高い女子のためのキュレーション機能を持ったニュースリーダーです。株式会社ミクシィと株式会社コミュニティファクトリーとのコラボレーションにより開発されました。

  3. 3. Navinko(終了)
    NAVINKO は自転車での旅を楽しくするiPhone アプリです。GPS情報を利用して音を生成することで、ユーザの走行にあわせたさまざまなハーモニーを生み出します。

  4. 4. Ninefolio(終了)
    『ninefolio』は、外国人材の良質なコミュニティを形成し、日本で勉強する外国人留学生、もしくは日本での滞在経験がある外国人材と、日本のグローバル企業のマッチングするネットワークを作り上げます。また高度な技能や専門知識を有する外国人材に適した画期的な自己アピール手法をKMDと共同開発し、外国人材の日本のグローバル企業への門戸を広げる活動を支援しております。

    www.ninefolio.com

    ninefolio from ninefolio on Vimeo.

  5. 5. Social Things
    エリクソン(スウェーデン)とのリアルプロジェクト

    モノが生物のように振舞う世界
    エリクソン×KMD「Social Things」

    稲蔭正彦教授ほか5名の指導陣と学生6名が、2013年からエリクソンと取り組んできたプロジェクト「Social Things」では、次世代の通信規格である5Gネットワークが世界で普及する時代を前提に、情報環境の未来像をさまざまな角度から探ってきました。

    モノがネットワークに繋がるInternet of Things(IoT)の進化形としてエリクソンが提示したのは、モノがソーシャルネットワークにつながる「Social Web of Things」という世界観。それをベースに、モノがより自発的にネットワークを構築しながら、まるで新種の生き物のように振る舞う世界観がKMDの提案する「Social Things」です。

    2013年の第1期ではレストランを実例にエモーショナルな体験をデザインすることからスタートし、2014年の第2期からは、どのように「Social Things」が機能するかを考察してシナリオを作成、実際に「Social Things」をデザインしました。エリクソンとは週に2回のスカイプミーティングを重ねるだけでなく、KMDへ招いてワークショップを実施。逆に学生たちがスウェーデンにあるエリクソンの研究所を訪問してプロトタイプを見せながらディスカッションを行うなど有意義なプロジェクトを遂行しています。

    家具や家電などの日用品から医療機器、産業機械など無限に拡張する可能性を視野におき、超高性能の通信環境が実現した将来を構想する都市や社会の新しいあり方を描き出す刺激的な取り組みは、リアルプロジェクトの魅力の1つです。

    「日本と北欧には文化の違いこそあるものの、技術的な考え方に大差はありません。このプロジェクトに参加している学生も、インタラクションデザイナーやプロダクトデザイナー、あるいは音楽のバックグラウンドを持つ人などキャリアは様々です。互いの違いが議論を深め、より具体的な未来像を導き出せるのです。いかに多くのことがコラボレーションから生まれるか、こうした国際的プロジェクトを通じて実感できるはずです」(稲蔭教授)。

  6. 6. AUTO
    ナブテスコ株式会社とのリアルプロジェクト

    建物と空間に新しい価値を与える自動ドア
    ナブテスコ×KMD「プロジェクションドア」

    稲蔭正彦教授と瓜生大輔特任助教、佐藤千尋特任助教による指導の下、2年半にわたって、自動ドアメーカーのナブテスコと取り組んできたプロジェクト「プロジェクションドア」は、既存の自動ドアに対する研究から始まりました。

    人が訪れたとき、最初に接する場所でありながら、普段は全く意識することのない自動ドア。しかし、そこを通ることで、喜びや楽しさなど新たな価値を生み出すことができるのではないかという仮説から、様々なドアのあり方を探ってきました。こうして生まれたのが「プロジェクションドア」です。

    通常は透明な自動ドアに特殊スクリーンを貼り、プロジェクターで映像を投影。それだけではデジタルサイネージと変わりませんが、ナブテスコの自動ドアを制御するモーターユニットとシステムが連動し、ドアの開閉に追随してコンテンツが表示される仕組みになっています。ドアを通り抜ける様子を映し出すだけでなく、ドアの動きに合わせたクリエイティブな作品をつくることも可能です。

    建物にすでに取り付けられている自動ドアに、このプロジェクションドアを導入することで、フレキシブルに外観を変化させられるほか、通行者にはまるで建物そのものが変化したような印象を与えます。さらに新しい表現媒体にもなり得るでしょう。実際に、プログラマーや映像作家、イラストレーターとのコラボレーションによって、どのような新しい作品が成立するのかを検討しながら、プロジェクトは進行中です。

    2015年10月より、神奈川県海老名市にある商業施設RICOH FUTURE HOUSEで実際にプロジェクションドアを設置。安全性の評価やソフトウェアの改良などを目的としたフィールドテストを開始しました。11月には神戸国際展示場で開催されたSIGGRAPH ASIA 2015に特別展示として参加し、期間限定のイベントでの設置の可能性を探るなど実証実験を重ねています。各現場では、陽が落ちて暗くなると多くの人々が足を止め、写真を撮るなどの様子も見られました。

    今後はクリエイターの要求に合わせた機能の追加や、利便性の向上を図り、商業利用可能なソフトウェア環境の構築も進める予定です。

    「ゲームクリエイターや様々なプログラミング言語が得意なプログラマーなど、幅広いタイプのクリエイターにプロジェクションドアのコンテンツを制作してもらいたいと考えています。従来の自動ドアの概念を超え、人々の記憶に残る演出や商業面でのブランディングツールとしても、まだまだ可能性は広がるはずです」(瓜生大輔特任助教)。

プロジェクトディレクター

稲蔭正彦 / 瓜生大輔 / 植木淳朗

スポンサー&パートナー

Ericsson Inc.(スウェーデン), ナブテスコ株式会社, オリンパス株式会社, 科学技術振興機構, 株式会社ジェイアール東日本企画, 凸版印刷株式会社, 株式会社インターネット花キューピッド, 株式会社博報堂, 株式会社ミクシィ, クアルコム(アメリカ), About You

最近の成果

PRESS RELEASE

・友達同士で「気軽に、楽しく、美しく」花束を創って贈れるウェブサービス『bouquet』をリリース(2013.2.1)
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2012/kr7a4300000bf0e6.html
・友達の読んだニュースがわかる総合ニュースアプリケーション『RideNews』~友達で盛り上がっているニュースも、世の中で今アツいニュースも届けます~(2012.6.5)
http://communityfactory.com/wp/posts/app-news/988/
・博報堂とKMD(慶応大学院メディアデザイン研究科)共同開発のTwitterアプリ「ふ*らいふ」提供開始 (2011.4.20)
http://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/511
・リアルプロジェクト「Navinko」のiPhone用アプリケーションリリース(2010.10.01)
http://www.kmd.keio.ac.jp/jp/news/2010/10/navinkoiphone.php
- Navinko “東京音色百景 | CityMixer”, TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL, Tokyo Wonder Site Shibuya (2011.2.27)
http://www.youtube.com/watch?v=8T2dzdOyIqg
- Navinko x Tokyo Designers Week 2010 (2010.10.29 - 11.3)
http://www.tdwa.com/2010/exhibition/shop.html

EXHIBITIONS

- Navinko “東京音色百景 | CityMixer”, TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL, 2010年度奨励賞 (2011.2)