「リアリティメディア」プロジェクトに関する研究がデジタルコンテンツEXPO2012にて特別賞を受賞しました。

2012年10月、日本科学未来にて開催されたデジタルコンテンツEXPO2012(DCEXPO)において、当研究科リアルプロジェクト「リアリティメディア」から発表した「透明プリウスが」がInnovative Technologies特別賞を受賞しました。

DCEXPOについてはこちら

採択技術名:「透明プリウス」
採択者名:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 稲見研究室

透明プリウスは光学迷彩の技術をプリウスに搭載することで、ドライバーから後部座席があたかも透明になったように車両後方をみることができるシステムです。これにより、通常では死角となって見えない部分にある障害物などが容易に確認できるといった様に、車両後方の視認性向上を実現しています。

本システムは車両周辺環境の安全性を向上するという課題に対して、周辺映像を車内の小さな画面に表示するのではなく、ドライバーが周囲を見渡すことにより、周辺環境を、実際に存在する位置に、実寸大で視認できるという点に高い独創性があります。本システムにより、ドライバーの死角を大幅に減らし、ドライバーと車両の身体感覚の一体化をより促進することで、運転時の安全性のみならず安心感をも向上させることが期待されます。

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