Job Opportunities 2025/06/06
特任教員の公募について
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)では、新たに、先端科学技術に関わる倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal, and Social Issues: ELSI)の分析や、科学技術政策的な課題についての研究、プロジェクト成果の社会実装のための実践的活動を推進する特任教員または特任研究員を募集します. <背景> KMDでは、JSTムーンショット型研究開発事業 目標1 「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」における研究開発プロジェクト「身体的共創を生み出すサイバネティック・アバター技術と社会基盤の開発」(プロジェクトマネージャー:南澤孝太 KMD教授/通称Cybernetic beingプロジェクト)ならびに目標9「子ども・若者の虐待・抑うつ・自殺ゼロ化社会」(プロジェクトマネージャー:菱本明豊 神戸大学教授)のプロジェクトに参画しています。 加えて、JST未来社会創造事業「衛星観測とモデルシミュレーションとの融合による長時間洪水予測の実装:洪水を災害にさせない社会の実現に向けて」(代表:芳村圭 東京大学教授)の中で「洪水予測技術の社会実装に伴うELSI」への取り組みや、JT D-LABとの共同研究なども進めています。 本公募では、これらのプロジェクトに関わる研究・運営を行うとともに、KMD内外における様々なコラボレーションや活動に貢献できる人材を募集します。 <参考情報> 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 (KMD) https://www.kmd.keio.ac.jp/ja/ Cybernetic beingプロジェクト紹介ページ https://cybernetic-being.org/ 「子ども・若者の虐待・抑うつ・自殺ゼロ化社会」 https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/gaiyo/ms9_hishimoto.pdf 「衛星観測とモデルシミュレーションとの融合による長時間洪水予測の実装:洪水を災害にさせない社会の実現に向けて」 https://www.jst.go.jp/mirai/jp/program/social-challenge/JPMJMI24I1.html JT D-LAB https://www.jti.co.jp/dlab/index.html ■職名及び人員:特任教員(特任講師、特任助教)または特任研究員 合計1~2名 ■研究分野: 科学社会学、応用倫理学(生命倫理などを含む)、科学哲学、科学史、科学人類学、社会心理学などの人文社会科学分野科学社会学 ハプティクス、テレイグジスタンス、感覚共有、体験共有、経験共有などの理工学分野 ニューロサイエンスなどの生命科学系分野 ■職務内容: プロジェクトにおける研究開発 プロジェクトの運営の補佐業務 プロジェクトに関連する研究開発機関や連携企業との共同研究の推進 研究成果の社会実装に向けた当事者やユーザーとの共創プロジェクトの推進 プロジェクトに参加する大学院生との協同及びその指導 KMDにおける大学院生の研究指導、その他大学院の運営に関する業務の分担 ■応募要件: 博士またはPh.D.の学位(取得見込も可)を有することが望ましい 上記研究分野のいずれかあるいは論文実績があり,上記職務を担当できること 研究計画書/報告書の執筆、研究予算の管理運用を行える高度な言語能力と事務処理能力を有すること 英語での研究ディスカッション、学生の研究指導を行えること(KMDに所属する研究員・博士課程・修士課程大学院生の約7割が留学生です) 日本語によるコミュニケーション(会話および読み書き)が可能であること KMD内外との様々なコラボレーション活動に意欲的に取り組めること ■所属機関・研究室:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 https://www.kmd.keio.ac.jp/ja/ Respi:re Project (PI:標葉隆馬) https://sites.google.com/view/kmd-respire/Respi:reはResponsible Innovation: Revision, Refrain, Reflectionの略称です。Respi:reプロジェクトでは、先端的な科学技術領域の中に入り込みながら、倫理的・法的・社会的課題(ELSI)を含む多様なインパクトの洞察を行います。研究開発現場との指針・規範・政策の共創により、より良いイノベーションが「呼吸」のように当たり前のものになる科学技術ガバナンスをデザインします。 ■着任時期:2025年10月1日以降なるべく早期 ■契約期間:単年度ごとの契約(2年目に予定されているプロジェクト評価の結果次第で最大4年半) ■勤務地:– 神奈川県横浜市港北区日吉4−1−1 慶應義塾大学 日吉キャンパス 協生館 ■勤務形態:常勤 ■待遇:慶應義塾の規定に基づく <目安> 特任助教:約500万/年~、交通費支給あり 特任研究員:約400万/年~、交通費支給あり ■公募期限:2025年7月31日 9:00(日本時間) 必着 ■応募書類(書式は特に指定しない): 履歴書・業績書(教育・研究・実務業績を含む。高校卒業から記載,写真貼付,電話番号/メールアドレスを記載のこと) KMDで参画する研究教育活動に対する抱負(1-2ページ) ポートフォリオ または これまでの主要な研究活動の概要(1ページ) 研究業績一覧(原著論文,国際会議発表,著書,作品,特許,受賞など適宜分類) 教育に関する実績(講義、博士指導、修士指導等) 意見を求めうる方2〜3名の氏名・所属・連絡先 ■応募書類提出先:上記1〜6をひとつのPDFファイルとして結合し、電子メール添付で下記へお送りください。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 公募担当 kmd-recruit-25s2@kmd.keio.ac.jp ※ファイルが10MBを超える場合はファイル転送サービス等を使用してください。 ■選考方法:書類による一次審査の通過者に対して、面接を行います。 書類審査結果通知予定日: 2025年8月8日 面接実施予定日: 2025年8月21日 ■プロジェクトに関するお問い合わせ:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科・准教授 標葉隆馬shineha@kmd.keio.ac.jp ■その他: 応募書類は、返却しません。 応募書類、提供いただいた個人情報は本学の規程に従って適切に管理し、本採用選考以外の目的には使用しません。 応募書類を送付後24時間以内に受領の返事がない場合は、メールでの問い合わせをお願いいたします。 面接はオンラインで実施する場合があります。選考過程において旅費等は支給しません。